2012年6月25日月曜日

ブラックバスの話

子供の頃から釣り好きで社会人になっても鮎の友釣り、ルアーにはまりもちろんこのブラックバスも研究してた時期があった。

で、ブラックバスと言っても世界に11種/日本には4種(外来種・サンフィッシュ科)いるらしい。
3種類以上のバスの名前を言えれば、『リッパ!』らしい?

うっ、2種類しか知らんw
ということでネットで色々調べたら外来生物法、識別ポイントがおもしろかったんで記事にしてみた。

 日本での分布と歴史 をみると

  • 1925年、実業家赤星鉄馬アメリカカリフォルニア州(Santa Roza)からオオクチバスを持ち帰り、箱根芦ノ湖に放流したのが最初とされる(約90匹)。これは食用、釣り対象魚として養殖の容易な魚であることから政府の許可の下に行われた試みだった。但し、カリフォルニア州に自然分布しないことから、別な場所で採集された個体がカリフォルニア州を経由して移入されたものと考えられる。
  • 1930年代、長崎県白雲池(1930年)、山梨県山中湖(1932年)、東京にある私邸の池(1933年)、群馬県田代湖(1935年)、兵庫県峯山貯水池(1936年)などへ試験的に放流
  • 1936年、この時期までオオクチバスの分布は5県。
芦ノ湖が一番最初で種はオオクチバス。



日本にいるバス

①ノーザン・ラージマウス・バス


・通常、「ブラックバス」とか「ラージマウス・バス」と呼ばれているのは、これの事。
・淡水でのゲームフィッシュとして、北米大陸では一番人気。
○生息域が広く、サイズがいい。 ルアーによく反応する。(←感度がイイって事?)
○シャロー(浅場)の水生植物が多い所(6mより浅いところ。)に生息している。

~見分け方~
・口の大きさ。
サイドから見て(笑)上の口の付け根が、目ん玉より後ろ(エラ寄り)にある。
・間違えやすいフロリダ・ラージマウスバスとの違いは、
ウロコの数が少なくて大きい。(って;ウロコの数まで数えるの( ゚Д゚)!?)

②フロリダ・ラージマウス・バス


・ふつう「フロリダ・バス」と呼ばれ、
元々は、フロリダ半島に生息していたと言われる。←名の通り、そのまんま!(笑)
・日本では、1988年、池原ダムや津久井湖(つくいこ)に移植された。
○水温の低下に敏感な為、難しい釣りとなる。
(元々、亜熱帯性気候のエリアに生息している為)

~見分け方~
・舌に歯が無い。
・第一背ビレと第二背ビレが完全に分かれている。
・第二背ビレ、尻ビレ、尾ビレの付け根にウロコが無い。
・側線上のウロコの数が69枚以上。または、側線から下のウロコの数が17枚以上。
(やっぱり!数えるのかっ( ゚Д゚)!??)

③ノーザン・スポッテッド・バス


・スポッテッド=点の付いた。
名前の由来は、側線から下のウロコ部分に黒いものがあり、これが点線に見える事から。
・一部はラージマウス・バス、一部はスモールマウス・バスに似ている。
○砂利底など水通しの良い場所を好む。
○流れの強い場所にもいるし、貯水池や湖など幅広く生息している。
○バスの仲間内でも一番、深いところにまで生息する習性がある。
一部のバサーは、水深10mを超えて狙うらしい。

~見分け方~
・舌に歯がある。
・ウロコにスポットがある。
・口の付け根は、目のラインより内側。

④スモールマウス・バス


・アメリカでは、人気が非常に高い。(←( ̄-  ̄ ) ンー?日本では…どーなの!?)
・ファイトがすごいらしい。
○「ラージマウス・バス」よりも、水温が低く透明度の高い所を好む。
○岩盤の多い岩場に集まるので、水深3m~6mの岩盤地帯が狙い目。
○福島県檜原湖(ひばらこ)や長野県青木湖・野尻湖にいる。
檜原湖では、5~6月頃がおもしろくなるらしい。 (よそにはいないって事かしらン?)

~見分け方~
・舌に歯が無い。
・第二背ビレ、尻ビレ、尾ビレの付け根にウロコがある。

複雑でおもしろいでしょ?
ここでも鱗の数がポイントとなってることとフロリダもんが独特でうるさいw
(水温の低下に敏感な為、難しい釣りとなる)
ドロガメ分類なんか目じゃないですね。


ちなみに日本ではオオクチバス・コクチバス・フロリダバスの3種が外来種として記録されており、このうちオオクチバス・コクチバスは特定外来生物に指定されている。

つまりノーザンスポッテッドの密放流は合法。
さすが欠陥大国日本www

指定される頃には時既に遅しで
琵琶湖フロリダバス調査速報! ~琵琶湖に池原ダムのフロリダバスを発見!!~
もう交雑も確認されてるとかなんとか。

日本にスポッツ? その2

「日本にはスポッツとラージマウスのハイブリッドがいる」、「日本のラージマウスは純血の原種ではなく、わずかにスポッツの血が混じっていて、まれにスポッツの特徴が現れる」という人がいます。中学生レベルの生物学の知識があれば、異種交配が自然界で簡単に起こらないことぐらい常識です。逆を言えば、自然交配が行われないからこそ、スポッツとラージマウスは長い年月をかけて生き残り、現在それぞれ別種として分類されているわけです。ただし、異種交配は生物学的に近い種同士では極まれに自然界でも起こるそうです。また、人為的な遺伝子操作で無理矢理ハイブリッドを作り出すことも可能です。そのため、絶対にあり得ないとは言えませんが、やはり可能性は低いと思います。実際、アメリカではスポッツとラージマウスのハイブリッドなんてほとんど耳にしません。
うむ、おもろいw


日本にいないバス

⑤アラバマ・スポッテッド・バス


~生息地:アラバマ州、ミシシッピー州、ジョージア州。

⑥ウィチター・スポッテッド・バス


~生息地:オクラホマ州の一部。

⑦ネオショー・スモール・バス



~生息地:ミズリー州、アーカンソー州のごく一部。絶滅した!?

⑧レッドアイ・バス

~生息地:アラバマ州をはじめ、アメリカ南東部。

⑨ショール・バス

~生息地:フロリダ州の一部の水系。

⑩グアダルーペ・バス

~生息地:テキサス州のグアダルーペ川水系。

⑪スワニー・バス

~生息地:フロリダ州のスワニー水系とオクロッコニー水系のみ

めんどくせぇw
あとでやる。

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